モーニング娘。 37thシングル「ペッパー警部」

情報が早い皆様はすでにご存知だと思いますが、モーニング娘。37thシングルの詳細が昨日発表されました。
まさかのカバー曲。ピンク・レディーが1976年に発売した「ペッパー警部」をモーニング娘。が32年の時を超えて再び歌うんだって!
なんだよ、その福田首相突然の辞任のようなダメサプライズは。


なんでも、先月放送された「ヒットメーカー 阿久悠物語」がきっかけらしいけど、わざわざシングルCDで出すようなことなんでしょうか?


スポーツ紙によると、ドラマに出演した高橋・新垣が歌った「ペッパー警部」が好評だったんだってさ〜。本当かよ。
おれは桜田淳子役をやった鈴木愛理ちゃんが歌った「わたしの青い鳥」の方がよっぽど印象に残ってるんですけど。


お父様、来年のシード権大丈夫かな〜。


それで、劇中で歌った「ペッパー警部」が仮に好評だったとしよう。けど、それはC/Wで収録すればいい話であって、シングルCDのしかもメイン曲ではないと思うんです。
シングルCDっていうのは、その時期の歌手の現状を表す曲なんですよ。そのシングル名を聴くと当時のことを思い出すようなものなんです。
自分は今でも、ドライブ中に「ベスト! モーニング娘。 2」を聴いたりするんだけど、そのアルバムの収録曲で今回と同じくカバー曲であった「モーニング娘。ひょっこりひょうたん島」がかかったりすると絶望的な気持ちになります。他の曲ではそんな気持ちにならないのに。


まあ事務所としては、曲なんて本当はなんでもいいんだろうね。
なんでも、今回もイベントが開催されるらしく、CDにはイベント抽選シリアルナンバーカードが封入されるとのこと。熱心なヲタはイベント目当てにCDを大人買いすることでしょう。CDの売り上げを支えてるのが、そのようなイベント目当てに複数枚買うという現実からすれば、シングルCDの曲がどんな曲であろうと事務所にしたらたいした問題ではないのでしょう。けれども、いくらなんでもひどすぎる。
自分の心を騙して、複数枚大人買いするヲタの気持ちになってよ…。


いい曲ならいいんだよ。そこまで心が痛まないから。けど、ひどい曲の時には、おれなんでこんなものを何枚も買ってるんだろ…って、本当に疑問に思うんです。
しかも、イベント抽選シリアルナンバーカードを抜き取ったCDの扱いって非常に困るんです。同じCDが何枚もあるわけだし…。
とりあえず通常版・初回版A・Bとブックレットや特典が違う3枚は保存用に手元においておくんだけど、それ以外のCDの扱いに困る。
少しでもお金の足しにと思い中古CD屋に売りに行ったこともありました。けど、買取金額が1枚50円だよ、50円。2枚売ってもジュースすら買えねーー。
しかもさ、買取の時の店員が心なしか笑ってるんすよ…。僕には彼の心の声が聞こえます。「お兄さん、モームスっすか?同じCDを何枚も買っちゃって必死っすねw」って。


ってわけで、そのような屈辱に耐えられない自分は中古CD屋にも行けない、ゴミとして出すには忍びないってことで、残るはモーヲタであることをカミングアウトしてる非ヲタの友人に配ることにしてるんです。
聖書の普及活動のようなことをイベント目当てのヲタはやっているんです。しかも有償で。これ以上のボランティアがあるでしょうか。
なもんで、少しでもいい曲を出してほしいんです。これこそ、自分が大好きなモーニング娘。の曲だよって胸を張れるような曲を。しかも、いい曲ならそのCDをもらった友人も興味をもってくれるかもしれないじゃないですか。
それがさ、今回は「ペッパー警部」ときたもんだよ…。
本当にひどすぎるっ…。


事務所には大いに反省してほしい。ヲタはいつまでも従順ではありませんよ。